■ カシミヤとは
カシミヤとは主に中国やモンゴル、イランなどでも、気候がひと際厳しい環境で生息する”カシミヤ山羊(ヤギ)”から採取した獣毛素材を言います。
カシミヤ山羊は全身が剛毛(刺毛)で覆われていますが、その下に非常に細かくて柔らかい産毛が生えています。つまり、正確にはこの柔らかい産毛が「カシミヤ」と呼ばれています。
カシミヤはウールと比較すると高価なのは何故なのでしょうか。
理由は、採取できる量が少なく貴重だからです。
どのぐらい少ないのかというと、ウールは羊一頭から採れる量が約4キロ程といわれていますが、カシミヤは山羊一頭から採れる量が150~250グラムほどしか無く、不純物を取り除き原毛にする工程を経ると80~120グラム程しか残りません。
よって貴重な高級素材であることから「繊維の宝石」とも呼ばれるのは、この為です。
■ カシミヤ原料のランク
カシミヤには評価基準がいくつか存在し、 その一つがカシミヤのグレードです。
カシミヤには“ホワイトカシミヤ”、“ブラウンカシミヤ”、“グレーカシミヤ”が存在し、中でも脱色の必要がなく染色しやすいホワイトカシミヤは、特に価値の高いカシミヤとして重宝されています。またカシミヤには原料のランクが存在し、 繊維長(繊維の長さ)、繊度(繊維の直径/細さ)、異物混入率の3軸にて判断します。
もちろん1等級が最高品質のもの。
つまり、良いカシミヤほど繊維が細く、繊維が長く、不純物が少ない。ということですね。
残念ながら、等級の高さは品質表示タグには記載されず、肉眼で見ても見極めることが難しいのですが、様々なカシミヤ製品を実際に触ってみて違いを感じていただければと思います。
弊社のカシミア原料は全部2級から3級のものを使用しております。
まだ触れたことがなく、その肌ざわりが気になる方は、ぜひお越しいただければ幸いです。
“あっ、このカシミヤニットは触り心地が全然違う”と思って頂けるかと思います。
■ 当社のニット・セーター
当店のセーターは、全部自社工場で製作した商品です。 原料となる糸から最終製品へと仕上げるまで、自社で一貫生産しております。
無染色の商品をはじめに、カシミア100%だけではなく、ウール100%、カシミアミックスなどのレデイーズニットを種類豊富に取り扱っております。
縫い目の無いホールガーメントニットも販売しております。
ク ル ーネック、vネック、Uネック等デザイン性にも、長袖、半袖、キャミソール等季節性にも合わせられる商品が沢山ございます 。